2020年1月
ウェルネスインテリア研究会のセミナー第二弾
『音と光の体験型セミナー』を開催。
Brandze様ショールームをお借りして、音と光についてお話をお聞きしました。
テーマは次の4つ
・若い人でも、老化しているかも!音の環境が耳に与える影響。
・人気のAIスピーカーはどのような仕組みで聞こえているの!
・照明が体に与える影響とは?
・音と光の心地よさとは?
先ずは、音について。
耳は、胎児の時に、一番最初に完成する期間であり、お母さんのお腹にいる時から音が聞こえているので、
胎教として音楽を聞かせる事は有効であると教えていただきました。
また、お腹の中にいる時から、お母さんの声が聞こえているので、
生まれてもお母さんの声はすぐに聞き分けられる、ということも教えていただきました。
特に、音はどういう仕組みで聴こえているのか?についてですが
蝸牛(かぎゅう)の中にある有毛細胞が振動することで、電気信号に変わり、
その電気信号が脳に運ばれて、音として認識するということです。
その有毛細胞は、帯域によって振動する箇所が決まっていてたくさん同じ箇所を振動させると、寿命を迎えて抜け落ちてしまうそうです。
そして抜け落ちてしまった有毛細胞は元に戻らないそうです。
最近は音楽をイヤフォンで聴く人が増えていますが、ダイレクトに耳の中に差し込むタイプは、音の帯域が限られていること、
そのことが振動によって揺れる特定の有毛細胞を消耗させてしまい、イヤフォン難聴を招いているということも教えていただきました。
音楽を聞くなら、デジタル変換した帯域の限られたイヤフォンよりも、耳をすっぽり覆うヘッドホンの方が帯域が広く良いそうです。
(私もイヤフォン派だったのでドキッとしました!!)
次に照明についてのお話です。
以前、照明についてはセミナーを開催しましたが、また違った角度からのお話もあり
国際線のキャビンアテンダントさんや、夜勤のある看護師さんなどは視覚情報が昼夜逆転してしまうので
体調(心身)を崩しやすい傾向にあるなど、実体験が興味深かったです。
その後、AIスピーカーとタイムロード様の高性能スピーカーを聴き比べていただき、音の聞こえ方による心理的な違いなども検証しました。
また、同じ音楽でも照明(明るい、暗い)が変わることによって影響があるのかなども検証しました。
音がストレスを感じさせることもあれば、軽減されることもあり、その音を聞く方法を正しくしなければ効果が薄いなども教えていただき、大変勉強になりました。
難聴になると、人と会話をしなくなり自分の殻に閉じこもりがちになります。
健康でいるためにも耳は大事にしていかなければ!!