『コーディネーターは自分の家を見せなきゃダメ』と昔、先輩に聞いたことがあります。
お客様の大切な家や職場をコーディネートさせていただくのに、先ずは自分の家を見せて信用に値するか判断を、という理由だったと思うのです。
我が家はコロナをきっかけに主人も在宅勤務が増え、予定よりも早く大好きな海の近くに引っ越しました。
この家に決まるまではもちろん何軒も見て、予算や立地、新築にするのかリノベーションするのか、本当にたくさん悩みました。
なかなか希望するものに出会えず諦めムードの漂う中、偶然にこの物件を知りました。ここは築3年で売りに出た中古住宅です。
家の内装材は床が無垢材、壁は珪藻土、自然素材が好きな私はもちろんOK、立地が理想的だった主人も一発OKで、とんとん拍子に引っ越しまでスムーズにいきました。
家自体はそれほど手を入れる必要がなかったので、壁を珪藻土で塗り直し、床をサンダーで削って蜜蠟ワックスを塗ってあとは仕上げのコーディネートです。
物件購入前のBEFOREの写真とコーディネート後のAFTERの写真を順に掲載します。
2Fにリビングがあり1番気持ちの良い場所です。
以前の家はL字ソファを使っていましたが、場所は取るし意外にくつろげないので、今回は1人用のリクライニングチェアにしました。
寝ようが何をしようが全く気にならないので、ご家族が少ない方はおすすめです。
たくさんのグリーンに囲まれていると潤いもあって癒し効果もあるので、『めざせ、ジャングル化計画!』でもっともっと増やす予定です。
そして、サーファーズハウスらしくボードとハンモックも忘れずに♪
キッチンは生活感が出ないように食器も家電もすべて隠すスタイルです。
メインのダイニングテーブルは自然素材の内装に合わせて一枚板をカットして作りました。
私はトイレ空間が大好きです。
誰にも邪魔されずに、本を読んだり、考え事したり、のんびりできるから、特にこだわってます。
壁は薄いグレーの珪藻土を上塗りし、横の壁はアクセントにエコカラットを貼り、調湿・脱臭効果もプラスしています。
床はダークグレーのフロアタイルに変更しました。
背面壁に照明を追加して大好きなアートを飾りました。
掃除を考えた時、余計なものを置かないのもポイントです。
色々なものが映り込んでしまって撮影できなかったのですが、パウダールームには全身を移せる大きな鏡が壁に貼ってあります。
最近は浴室の中のミラーを付けたくないというお声も聞きますが
私は自身の健康チェックのためには必要だと思っています。
「太ったなぁ」「姿勢が悪いなぁ」と自分で気付くことで、気を付けようと思えるからです。
『自分のカラダは自分でつくる』大好きな言葉です。
洗面化粧台は造作でつくるか迷ったのですが、我が家の使い勝手を考えて
LIXIL LUMISISにしました。
そのタイミングで背面にタイル貼りました。
水が飛んでも問題なしです!
我が家の寝室は北向きにあり居室としての陽ざしが取れないので、あえて寝室にしました。
寝る時にしか使わないので『睡眠環境』を優先し、ぐっすり眠れるように天井と壁は暗めのカーキ色にしました。
大好きなバリ島のお土産を飾るスペースをつくり、他の部屋とはテイストを変えて楽しんでいます。
テレビやスマホを持ち込まず、デジタル環境から解放されて、しっかりと脳を休息させています。
眠る前の照明です。
本当に暗いですが、壁や天井に映る模様が綺麗で『お香』を焚いていると香りからもリラックスされます。
一生の3分の1は睡眠時間ですので、何よりも大切にしたい場所です。
小屋裏スペースは、いつもマットレスを敷いています。
ここは、娘が帰ってきた時に泊まったり、来客者にも泊まってもらう場所。
でも、もう一つの使い方は主人のお昼寝ルームと私の瞑想ルーム。
10分だけでも瞑想すると、頭の中がスッキリしてリフレッシュできます。
畳1枚分のスペースでいいので、瞑想する場所を持つのはおすすめですよ♪